2012年12月16日日曜日

はたしてトルコは本当に親日なのか

こんにちは、トルコ・イスタンブールのボアジチ大学より片山風人です。




「トルコ=親日」。そんなイメージありませんか?

「ない」と言われるのが怖いので言い方を変えましょう。

「トルコ=親日」。そんなイメージが現在日本人の中で浸透しつつあります。




ということで今回は、旅行者としてではなく留学生としての立場からトルコの親日について、本気出して考えてみました。

 

 まずなぜ国内において、トルコは親日だと言われているかについて簡単にまとめさせて下さい。旅番組における一連の偏った情報によるものが大部分であると思いますが、その際によく例としてあげられるのが「エテュルール号」のお話です。明治時代、トルコの船が和歌山近海で座礁した際、村人が船員を救助したことから彼らは日本への敬意を表すようになった。そんなお話です。最近でも、あの3・11の地震の際にはトルコからは多大な支援をしていただいていますし、その後のワン地方での大地震に対しては日本からも支援をしています。また、Transatlantic Trendがアメリカ、トルコ、ロシア、12のEU諸国の1000人を対象に毎年実施しているPublic Opinion調査によると、トルコ人はトルコに最も好意を抱いており(85%)、第2位は日本(54%)、第3位ドイツ(48%)、以下韓国、中国、EUと続きます。調査ホームページからの引用は以下になります。

参照HP: Transatlantic trends
http://trends.gmfus.org/transatlantic-trends-2012-released/

“Although Turkish feelings for the EU and United States continued to warm somewhat over the past year, a majority of Turks still view the EU and the United States unfavorably. As in 2011, the plurality of Turks thought that working with Asia was more important to their national interests than working with the United States.”
 
トルコが親日といわれる所以はこんなところでしょうか。
 


それでは今回の本題。
トルコの親日について場所・人の種類ごとに考えてみました。
※あくまで私個人の見解です。

 最初に、ボアジチ大学の学生。彼らはトルコ内のエリートですが、そんな彼らの日本に対する印象は悪くないなと感じます。Civil Engineeringの学生たちは基本的に、日本の教育・技術力には一目置いており、なんでトルコきたの??wwと一様に訪ねられます。それから、学生団体としてニット(日土)というクラブがあります。このクラブは日本に興味がある学生の団体でいわゆるアニメが好き(ちなみにトルコではワンピースやナルト、スラムダンクは勿論ですが、どうやらキャプテン翼も結構有名です。)、松潤が好き斎藤和義が好きといったコアな日本ファンから、流れでたまに活動に参加するという生徒まで様々な学生が出入りしています。他の留学生にこの団体について話をすると珍しがられる事も多く、全員が親日という印象はありませんが、日本に対して良いイメージをもっている学生も実際に多くいるようでうれしい限りです。



 続いて、スルタンアフメト地域、タクシム周辺など観光地の人々。彼らの最大使命は、観光客に自分たちの商品を売ることです。そのためには、数多くの言語を知っていた方が注意を引けるので日本語を操る人はいたるところに出没します。噂によるとその中には、英語・ロシア語・ドイツ語・スペイン語・日本語・中国語なんでも話す猛者中の猛者がいるという話も。もし本当ならば、その才能を他で生かせばいいと思うのは私だけではないでしょう。ということで、彼らが親日であるかどうかについてはわかりません・・・このパラグラフを読んだ時間を返してほしいですね。ただ、旅行好きの友人が言っていたことも紹介しておきます。

「街中歩いていて、ここまでしょっちゅうペラペラの日本語で話しかけてくるのはトルコだけだ。」

あまり旅行してこなかった自分には分かりませんが、これもまた事実なのでしょう。



 イスタンブールの若者についても考えてみました。私が現在家庭教師をさせて頂いているインターナショナル・スクールに通う日本人中高生兄妹の意見。インターに通うトルコ人が一般市民とは言えないのですが、彼らによれば、トルコ人が親日であるという感覚は全くないということです。あら笑。エテュルール号の話についても、少なくともインターに通う子供たちにはほとんど知られていないようで。中高生はなかなか難しい年頃ですからね。あまり関係ないのですが、そんなトルコの中高生集団のパワーはすさまじいです。地元高校(中学?)前のバス停はまるで動物園。笑い声と叫び声、擬音(ぷスっー!ぶぅっ!など。分かりやすく言うと2m先まで唾が飛んできそうな音です。未だに正しい使い方が分かりません)で満ち溢れています。そして日本人(というか私)に対しての応酬としては、

目のはじに指をあてて釣り目にして

「ジャーキーチェン!」、「チャン・チン・チョン!」と大声で叫んでくるのが王道です。

・・・いやジャッキーさんどうみても垂れ目でしょ!Σ(゜Д゜汗)

そこには親日のかけらもありません。親日の”し”の字の”くるっ”と曲がるところにすら達していません。中高時代、奥底から湧いてくる正体不明のエネルギーをもてあましていたあの頃。青春ですね。彼らが成長してどのような人物になるのか、とても楽しみです。



最後に一般市民。イスタンブールを離れた田舎の地域では人々は外から訪れる人に対してのホスピタビリティに満ち溢れています。現地学生の話を聞くと、会っただけなのに長々と話をし、しまいには家にまで招待されるなんて事も珍しくないみたいです。私は残念ながら家に招待されるまではなかったのですが、一つの例として、連休中に訪れたIzmirでは急にトルコのメンズに話しかけられて延々と話をされる(君は目がきれいだとかなんとか。うおっ?ぼくもおとこのこ。)という経験をしました。機会があればもっと田舎にも訪ねてみたいですね。



まとめ
トルコが親日というのはあながち嘘ではない、こうまとめます。ただ彼らと話をしていると、トルコ人は日本人にのみ対してポジティブな感情を持っているわけではなく、基本的に他人に対してポジティブな印象を持っているのではないか、そう思わずにはいられません。もっと親日家を増やすべく、自分はとりあえずトルコ語もっと勉強します。ついつい英語で話してしまい、なかなか身につかないので焦っています。


「はたしてトルコは本当に親日なのか」以上
イスタンブール大学正門。ボアジチ大学ではありません笑

これは良い記事になると思い書き始めましたが、なんだか情報の羅列になってしまいました。今後も事あるごとに日本人としてのアイデンティティーを見つめなおしながら留学生活を送りたいです。この国はあの国に対してどんな印象を持っているのか?など気にしなくてもいいような世の中が本当は一番ですよね。とにかく、みなさん是非トルコに来てみて下さい!とても刺激的で面白いところです。

それでは良いクリスマスを



5 件のコメント:

  1. トルコは親日イメージあるね。
    確か日本人女性はトルコでモテるとか。。

    まあでも教育的レベルの高い層が親日なんじゃない?
    低い層はイマイチ中国や韓国との違いを知らなそう。

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    1.  どうやら女性は本当にモテるみたいですよ。

       中国と韓国の違い、、どうなんでしょう。

       韓国関連で、トルコでも今ガンナムスタイルが大流行なので「おっぱむガンナムスタぁーイル!」という野次も最近のイスタンブールあるあるです。
       そして客寄せは「コンニチハ!」「ニぃーハオ!」を連続で言ってどっちかひっかかるかー?といった感じで攻めてきます。

       そういった意味ではアジア人の区別はあまりついていないかもしれませんね。今度客寄せの人たちの本音を探ってみたいとおもいます(特にあてはないですが笑)。

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    2. Izmirに二ヶ月の留学経験があります。
      まず、日本人女性はトルコ人男性からモテる件について。
      トルコ人は女ったらしの人が多く、女性についての会話も多いです。(笑)
      だから、日本人に限らず、どこの国の女性もある程度はモテるのでは、と思います。
      ただ、黒人差別は少なからずあるようでしたので、ネグロイドの女性についてはわかりません。

      次に、日本と中国・韓国の差について。
      トルコ人は、日本・中国・韓国の区別はあまりついていないようでした。
      トルコで親日だ、と言う人の多くは、日本と韓国が好き、と言っていました。
      しかし、日本から来たというと、自動車会社のTOYOTAやサッカー選手のHONDA、KAGAWAの名前を出すので、全く知られていないということはなさそうです。

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  2. ん~なんかサイトによってパーセンテージが違うんだよなぁ~俺が見た某サイトでは、トルコの親日率94%って書いてあったしポーランドとか70%だったしそのほかもそんなにいいわけじゃないんだ。ていうかドイツが地味に反日感情持っているひとが多いって言うのはびっくりしたな~後オーストラリアとかニュジーランド出てないからいいみたいだね。ま、でもどの国にもその国を好き・嫌いってい言う人はいるよなぁ~

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    1. 少なくとも「親日」という言葉に振り回され、思い込むのは辞めた方が良いですよ
      高齢者の方は信じ込み易いんですが、韓国や中国も金に困ったら途端に優しく
      なりますし、アメリカですらアンブロークンやタカタのリコールの様に同盟国なのに
      日本には辛辣な態度を取ります。基本的に外国人は自分の国か、移住先の国に
      しか、興味を持ちませんし、日本が好きな白人や黒人は実はアジア全体が好きで
      日本の事は「過去に中韓に酷い事をした」と教わっており、それが
      ネガティブになっております。

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